リアルの私はどこにいる? 鮮度ピチピチの感想を置いておきたい。 感想③

まだ消化できてないけど、
消化する前の荒削りな気持ちを魚拓しておく。



なんか……国とか戦争とか、
バキバキにバーチャルとかの、
わりとイカつい話が、
こんなパーソナルでこぢんまりなところに着地するの、
アクロバティックすぎて足首ひねったけど、
うーんでもこれも人間の真……というか人間たらしめる一面?といえばそうなのか……という感じ。

自分のルーツとか、自分が自分であることとか、
そういうものが曖昧になった時の脆さみたいなのは、
ψの時も感じだけど、ちょっとしんみりしてしまう。
それがまた、寂れたおもちゃの街から生じているってのは、ノスタルジィだし、
ノスタルジィ自体が、自我を形成する上で重要な要素ってのも、ψ同様、せつない感じがした。
「自分て、誰?」っていう命題。

個人的には、もっと言うと、
「自分は誰として存在することを望むのか、それは許されるのか」みたいな感じ。
私は、百年シリーズ以降、そっちサイドから人間を見がちな傾向がある。


もうずっと、Wの時から、
「人間とは?」っていうテーマが根底にあるし、
その先にずっと共通思考を据えているし。
色んな角度から抽出しようとしてるんだなぁという感じ。
直前に四季シリーズを再読してたこともあって、
「マガタ・シキが、その孤独を打ち砕くために構築したプログラム」ってのが、
割と解像度高く読めた感じがした。気のせいかもしれないけど。

あとは、
ちょっと時勢的にリアルになっちゃったなぁというのは、
なんか森あるあるといえばそうですね(苦笑)
脱稿は何ヶ月も前なんでしょうから、狙って書いたとは思えないけど、それにしてもね……。

キャラクターは相変わらず可愛らしくて大変美味しゅうございました。
グアトとロジの夫婦漫才も好きだけど、間にデボラが入ることでグアトが余計にタジタジしちゃうの、
可愛くてすきです。
やっぱデボラ良き……。


全体としては、結構ドキドキ展開が続いて、
今回は派手だなぁなどと思ったところが、
最後に「人間を求めました」っていう情緒に収束したことで、
こう、熱量が余って、振り上げた拳は行き場を失って、答えのない疑問が反芻されるまま、
余韻は自分の居場所を知らせる手紙が飛んだ空で、
遣る瀬の無い気持ちです。

面白かった。
ああ~~ここから1年?待つの?
ふぇぇ~~~もっと読みたいよぉ~~